外壁からの雨漏りはなにが原因?ひび割れの種類や対処法をご紹介!
- 投稿日:2024年 5月24日
- テーマ:その他
自宅の外壁のひび割れや雨漏りは、安全で快適な住まいを保つ上で重要な問題です。
今回の記事では、これらの問題の原因と具体的な対処法を詳しく解説します。
家を長持ちさせ、快適な住環境を維持するための知識をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
□外壁からの雨漏りの主な原因
雨漏りといえば屋根を思い浮かべますが、実は外壁からの雨漏りも少なくありません。
外壁からの雨漏りの原因の多くは、主に3つあります。
1:コーキングの劣化
コーキングは建物の外壁や窓周りなど、建材同士の接合部に用いられるシーリング材です。
このコーキングが劣化すると、外壁の隙間から水が浸入しやすくなり、結果として雨漏りの原因となります。
コーキングは新築から5年を経過すると劣化しやすいため、定期的な点検と交換が必要です。
2:ベランダの劣化が原因になっている
ベランダやバルコニーの防水層の劣化も、外壁からの雨漏りを引き起こす一因です。
特に、防水層に亀裂が入ったり、剥がれたりすることで、水が浸入しやすくなります。
定期的な防水層の点検と補修が雨漏り防止には欠かせません。
3:サイディングのひび割れ
サイディングは外壁材の一種で、ここにひびが入ることで雨水が建物内部に浸入することがあります。
サイディングのひび割れは、物理的な衝撃や建物の沈下、経年劣化など様々な要因により発生します。
定期的な外壁の点検が、ひび割れの早期発見につながります。
□外壁ひび割れの種類
外壁のひび割れ、通常「クラック」と呼ばれますが、その種類には様々なものがあり、それぞれ異なる対処が必要です。
1:ヘアクラック
ヘアクラックは、髪の毛のように細いひび割れで、主に塗膜の部分に発生します。
このタイプのクラックは、塗料の経年劣化や施工不良によって生じます。
ヘアクラックは見た目の問題はあっても構造的な問題は少ないため、早めの補修で外観を保てます。
2:乾燥クラック
モルタル外壁によく見られるのが乾燥クラックです。
モルタルが乾燥する過程で水分が急激に蒸発し、収縮によりひび割れが発生します。
乾燥クラックは通常、ひびの幅が小さく、一度乾燥が完了すればそれ以上広がることはありませんが、見た目の問題として対処が求められます。
3:構造クラック
建物の基礎や構造体に影響を及ぼす可能性があるのが構造クラックです。
地盤沈下や建物の構造的な問題から引き起こされることが多く、クラックが広がると建物自体の安全性が損なわれることもあります。
このタイプのクラックには特に注意が必要で、専門家の診断と適切な補修が不可欠です。
4:縁切れクラック
縁切れクラックは、外壁と異なる材質の建材との接合部で発生することが多いひび割れです。
これは、異なる材質が持つ収縮率の違いにより引き起こされ、外壁の塗り替えや修理の際には特に注意が必要です。
これらのクラックの種類を理解し、それぞれに適した対策を講じることが、建物を長持ちさせるために重要です。
□外壁のひび割れにはどう対処するの?
外壁のひび割れに対する具体的な対処法は、クラックの幅や深さによって異なります。
ここでは、主な方法としてフィラー、コーキング、V字カット・コーキングを紹介します。
*フィラー
フィラーは、主に0.3mm以下の浅いクラックに用いられる補修材です。
クラック部分にフィラーを充填し、表面を平滑にすることで外観を回復させます。
フィラーは塗装前の下地処理としても効果的で、簡易的な補修には最適です。
*コーキング
コーキングは、0.3mmから1mm程度のクラックに適用されます。
コーキング材をクラックに充填し、水の浸入を防ぎながら外壁の強度を保持します。
コーキングは、フィラーに比べて耐久性が高く、外壁材の動きにも柔軟に対応できるため、多くの建物で使用されています。
*V字カット・コーキング
幅が1mm以上の広いクラックには、V字カット・コーキングが推奨されます。
この方法では、クラック部分を専用の工具でV字形に削り取り、その後、コーキング材をしっかりと充填します。
V字カットは、コーキング材がしっかりと定着するようにするための処理で、耐久性を高められます。
□まとめ
この記事では、外壁のひび割れや雨漏りの原因と、それぞれの対処法について詳しく説明しました。
外壁の維持管理は、安全で快適な住環境を保つために不可欠です。
定期的な点検と早めの対処が、最も効果的な方法です。
今回の知識が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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