スタッコ外壁の仕上げには|特徴、メリット・デメリット、費用相場を解説

  • 投稿日:2024年 12月13日
  • テーマ:その他


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「スタッコ外壁仕上げ」という言葉を耳にしたことはありますか。
重厚感や高級感があり、個性的なデザインが魅力的な外壁仕上げですが、一方でメンテナンスの大変さや費用面での課題も存在します。
この記事では、外壁塗装を検討している施主の皆様に向けて、スタッコ外壁仕上げの特徴、メリット・デメリット、費用相場、注意点などを詳しく解説していきます。
デザイン性と耐久性を両立させたい、そんなあなたはぜひ最後まで読んで、自邸に最適な外壁仕上げを見つけてください。

スタッコ外壁仕上げとは?

スタッコ外壁仕上げとは、モルタル壁やコンクリート壁などの表面に、セメント系や合成樹脂エマルジョン系の厚塗り塗材を吹き付けたり、コテで塗りつけたりして凹凸模様を付ける仕上げ方法です。
スタッコ仕上げの歴史は古く、古代ローマ時代から建築材料として用いられてきました。
日本では、昭和時代に本格的に普及し、高級住宅やマンションの外壁などに採用されてきました。
近年では、サイディング外壁やジョリパットなどの新しい外壁材が登場したため、スタッコ仕上げは減少傾向にあります。
しかし、その独特の風合いとデザイン性から、根強い人気を誇っています。

1: スタッコ仕上げの特徴

スタッコ仕上げの特徴は、その多様なデザイン性にあります。
コテを使って模様を付ける「コテ塗り仕上げ」では、職人の技によって、一つとして同じものがないオリジナルのデザインを生み出すことができます。
吹き付けガンで塗材を吹き付ける「吹き付け仕上げ」では、様々な模様を表現でき、塗り方によって異なる表情を見せることができます。

2: スタッコ仕上げの種類

スタッコ仕上げは、大きく分けて2つの種類があります。
コテ塗り仕上げ: 左官職人がコテを使って、モルタルや漆喰などの材料を壁に塗り、模様を付けていく方法です。
吹き付け仕上げ: 吹き付けガンを使って、セメント系や合成樹脂エマルジョン系の塗材を壁に吹き付け、模様を付けていく方法です。
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スタッコ外壁仕上げのメリットとデメリット

スタッコ外壁仕上げは、その独特の風合いとデザイン性から、個性的な住宅を建てる際に多く採用されています。
しかし、メリットだけでなくデメリットも存在するため、慎重に検討することが重要です。
ここでは、スタッコ外壁仕上げのメリットとデメリットを、コテ塗り仕上げと吹き付け仕上げに分けて解説します。

1: コテ塗り仕上げ

コテ塗り仕上げは、左官職人がコテを使って、モルタルや漆喰などの材料を壁に塗り、模様を付けていく方法です。
職人の技によって、一つとして同じものがないオリジナルのデザインを生み出すことができます。
メリット
デザイン性の高さ: 職人の技によって、自由なデザインを表現できます。
耐久性: 厚い塗膜を形成することで、外壁の耐久性を向上させることができます。
防火性: モルタルやセメントなどの不燃材を使用するため、防火性に優れています。
断熱性: 厚い塗膜を形成することで、外壁の断熱性を向上させることができます。
デメリット
費用: 吹き付け仕上げに比べて費用が高くなる傾向があります。
工期: 吹き付け仕上げに比べて工期が長くなる傾向があります。
職人の技術に依存: 職人の技術によって仕上がりが大きく変わるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

2: 吹き付け仕上げ

吹き付け仕上げは、吹き付けガンを使って、セメント系や合成樹脂エマルジョン系の塗材を壁に吹き付け、模様を付けていく方法です。
様々な模様を表現でき、塗り方によって異なる表情を見せることができます。
メリット
工期が短い: コテ塗り仕上げに比べて工期が短く、短期間で施工が完了します。
費用が安い: コテ塗り仕上げに比べて費用が安くなる傾向があります。
大量生産に向いている: 同じ模様を大量に作るのに適しています。
デメリット
デザインのバリエーションが少ない: コテ塗り仕上げに比べて、デザインのバリエーションが少ないです。
耐久性が低い: コテ塗り仕上げに比べて、耐久性が低い傾向があります。
仕上げが粗雑になりやすい: 職人の技術に依存する部分は少ないですが、仕上がりが粗雑になりやすいです。
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スタッコ外壁仕上げの費用相場と注意点

スタッコ外壁仕上げは、デザイン性や耐久性など、魅力的なメリットを持つ一方で、費用面やメンテナンス面では注意が必要です。
ここでは、スタッコ外壁仕上げの費用相場や、施工する際の注意点などを解説します。

1: 費用相場

スタッコ外壁仕上げの費用相場は、使用する材料やデザイン、施工面積によって異なります。
コテ塗り仕上げ: ㎡あたり15,000円~30,000円
吹き付け仕上げ: ㎡あたり10,000円~20,000円

2: 注意点

スタッコ外壁仕上げを検討する際には、以下の点に注意が必要です。
下地処理: スタッコ仕上げは、下地処理が非常に重要です。
下地処理が適切に行われないと、ひび割れや剥がれなどの劣化が発生しやすくなります。
乾燥時間: スタッコ仕上げは、乾燥時間が長くかかるため、施工時期や天候に注意が必要です。
メンテナンス: スタッコ仕上げは、他の外壁材に比べて、汚れや傷が目立ちやすく、定期的なメンテナンスが必要です。
業者選び: スタッコ仕上げは、職人の技術力によって仕上がりが大きく変わるため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

3: 劣化症状

スタッコ外壁仕上げは、時間が経つにつれて、以下のような劣化症状が発生することがあります。
ひび割れ: 下地処理が不十分な場合や、地震などの外的要因によって発生する可能性があります。
剥がれ: 下地処理が不十分な場合や、塗料の劣化によって発生する可能性があります。
汚れ: 雨や風によって、汚れが付着することがあります。
コケやカビ: 湿気が多い場所や日当たりの悪い場所に発生しやすいです。

4: 劣化症状の対策

スタッコ外壁仕上げの劣化症状を防止するためには、以下の対策が必要です。
定期的なメンテナンス: 定期的に外壁の状態をチェックし、必要に応じて補修を行うことが重要です。
防水処理: 雨水などが浸入しないよう、適切な防水処理を行うことが重要です。
換気: 室内を適切に換気することで、湿気を抑制し、コケやカビの発生を防ぐことができます。
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まとめ

スタッコ外壁仕上げは、デザイン性、耐久性、防火性、断熱性など、様々なメリットを持つ一方で、費用やメンテナンス面では注意が必要です。
今回の記事では、スタッコ外壁仕上げの特徴、メリット・デメリット、費用相場、注意点などを解説しました。
定期的なメンテナンスを行うことで、スタッコ外壁の美観と耐久性を長く保つことができます。
この記事が、皆様のスタッコ外壁仕上げに関する理解を深める一助となれば幸いです。


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